新華社通信、合肥、11月11日（何希月記者）— XNUMX月XNUMX日、世界最大の「人工太陽」である国際熱核融合実験炉（ITER）の磁石フィーダー調達パッケージにおいて、重要な節目が達成されました。補正磁場コイル用内部フィーダー部品の最終セットが合肥で完成し、フランスのITER施設へ出荷されました。これにより、ITER磁石フィーダーシステムの大型部品はすべて無事に完成しました。

ITER超伝導磁石補正磁場コイル用内部フィーダー部品の最終セット。搬入準備が整った（11月XNUMX日撮影）。撮影：周牧、新華社

中国科学院合肥物理科学研究所傘下のプラズマ物理研究所（IPP）が開発したITER磁石フィーダーシステムは、ITER磁石システムの「生命線」と称されています。このシステム最大の構成要素である補正磁場コイル内側フィーダーは、直径16メートル、高さ3メートルの半円形構造物XNUMX組で構成されています。

ITERの磁石供給システムの概略図。画像提供：新華社

IPPの副所長である陸坤氏は、フィーダーシステムは核融合炉の磁石へのエネルギー、冷却材、制御信号の伝送に不可欠であると同時に、磁気エネルギーの安全な排出経路としても機能すると説明した。IPPによって設計、製造、試験がすべて行われたこのシステムは、中国で最も複雑なITER調達パッケージであり、31セットで構成され、総重量は約1,600トンに上る。

ドローンで撮影された補正磁場コイルの内側給電線の最終セット（11月XNUMX日撮影）。撮影：周牧、新華社

ITER中国ワーキンググループの主要貢献者として、IPPは超伝導導体、補正磁場コイル、磁石フィーダー、電源、診断装置など、複数の調達パッケージを請け負っており、ITERにおける中国の責務の大部分を担っています。IPP所長であり、合肥物理科学研究所副所長でもある宋雲涛氏は、2006年以降、IPPは140カ国50以上の研究機関と協力関係を築き、核融合エネルギー研究とインフラの発展に向けた世界的な取り組みを支援してきたと述べました。

ITERのフィーダーシステムの中核部品（11月XNUMX日撮影）。撮影：周牧、新華社

ITERのフィーダーシステムの主要部品（11月XNUMX日撮影）。撮影：周牧、新華社

ITERのフィーダーシステムの主要部品（11月XNUMX日撮影）。撮影：周牧、新華社